一般財団法人環境イノベーション情報機構
日・カナダ首脳会談 「京都議定書の推進」で合意
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.01.20 【情報源】首相官邸/2005.01.19 発表
2005年1月19日、カナダのポール・マーティン首相と小泉首相は首相官邸で首脳会談を行った。会談では京都議定書の発効やスマトラ沖地震津波被災者への支援、国連改革、20か国首脳会議などの世界が直面する幅広い問題、日加2国間関係などが話し合われ、京都議定書の推進、BSE問題への科学的な検討の加速、日・加の経済的な提携関係強化が合意された。
なお会談終了後、両首脳は「共同声明」「2005年平和及び安全保障に関する協力のための日加計画」「創造的な日・カナダ経済枠組みの開始」などの成果を発表するとともに共同記者会見を開催。
この記者会見で小泉首相は「環境保護と経済発展の両立は小泉内閣の最重要課題。また両立の鍵である環境を保護する新しい科学技術は何かという点では、カナダとも協力できると思う」と発言。
一方、マーティン首相もこの発言に対し「全く同感。我々は科学技術の力で環境問題を克服することができると考える。また京都議定書は重要であり、国際社会が議定書のために一緒に努力をすべき」と答えていた。【首相官邸】