一般財団法人環境イノベーション情報機構
関東、関西、中部地域の花粉飛散状況リアルタイムデータをWEBから提供開始へ
【健康・化学物質 アレルギー】 【掲載日】2005.01.14 【情報源】環境省/2005.01.14 発表
環境省は同省「花粉観測システム(愛称:はなこさん)」ホームページを通じた17年の花粉飛散状況リアルタイムデータの提供を平成17年1月17日から開始する。同省は14年度から16年度までの3年計画で、関東、関西、中部3地域の花粉飛散データ収集と、今後の花粉飛散状況予測を行う「花粉観測・予測システム」の構築を進めてきた。これまで15年春には関東地方、16年春には関東地方と関西地方の花粉飛散状況データが提供されたが、今回は関東・関西に中部地方も加えた3地域のデータが出揃う。
デ−タは、花粉自動計測器から自動送信された測定データを地図情報に加工した形で提供されるが、花粉飛散数により4段階に色別した点を地図上に表示できるほか、各観測地点の1日の花粉飛散数の推移、1週間の花粉飛散数の推移をグラフ表示すること、全観測地点の1時間ごとの花粉飛散数を数字で表示することも可能。システムは独立行政法人国立環境研究所・環境情報センターと(財)日本気象協会が、環境省からの委託により運用している。
なお17年の花粉総飛散量は、16年の猛暑によりスギ着花が多くなっているため、全国的に観測史上1、2位を争うほど多くなると予想されている。【環境省】