ＩＳＯ１４００１改正版発行にあわせ、環境マネジメントシステムＪＩＳ規格改正

【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2004.12.28 【情報源】経済産業省／2004.12.27 発表

　２００４年１１月１５日に、環境マネジメントシステムの国際規格ＩＳＯ１４００１の０４年版が発行されたことに合わせ、これに対応した日本工業規格「環境マネジメントシステム−要求事項及び利用の手引（ＪＩＳ　Ｑ１４００１）」が０４年１２月２７日付けで改正された。
　ＩＳＯ１４００１／ＪＩＳ　Ｑ１４００１の改正は８年ぶり。
　今回の改正は（１）法的要求事項とその他の要求事項を特定、参照する手順の追加、（２）環境マネジメントシステムの適用範囲決定と、決定した範囲内での組織活動、製品、サービス全てにわたる環境側面の考慮、（３）環境に影響を及ぼしうる間接的な環境側面への対応徹底、（４）品質マネジメントシステム−要求事項（ＩＳＯ　９００１／ＪＩＳ　Ｑ９００１：２０００）」と共通する用語の記述内容同一化−−など要求事項明確化が主な内容。
　なお、ＩＳＯ１４００１審査登録制度の新規格への移行方針については、（財）日本適合性認定協会から国際認定機関フォーラム（ＩＡＦ）での検討状況が公表されており、その内容によると、移行終了を新規格発行後１８か月とし、それまでの移行期間内は改正前の１９９６年版と２００４年版のどちらの規格も使用できるとされている。【経済産業省】