一般財団法人環境イノベーション情報機構
17年花粉飛散量、16年比15倍との予測に
【健康・化学物質 アレルギー】 【掲載日】2004.12.27 【情報源】環境省/2004.12.27 発表
環境省は平成16年12月27日、同省が12年に作成し15年に全面改定した「花粉症保健指導マニュアル」のホームページ公開版データを17年花粉総飛散量予測の速報などに情報に基づき改定すると公表した。このマニュアルは花粉症についての最新の科学的知見や情報を紹介したもの。
今回の改訂では、(1)花粉飛散量予測についての項に、NPO花粉情報協会が調査した17年度予測を含む情報を加え、(2)関係省庁での調査研究実施状況などの情報を更新する。
なお17年の花粉総飛散量は、全国的に観測史上1、2位を争うほど多く、16年比15倍にのぼると予想されている。
花粉症はディーゼル排気ガスなどの大気汚染物質の影響によって、一層症状が悪化するといわれており、日本では昭和40年代後半から急に発症の報告が増えた病気。現在、国民のおよそ10数パーセントが花粉症を患者であると推定した研究もある。【環境省】