森から海までの生態系保全に向け土砂移動を分析へ　国交、林野、水産が検討会設置

　国土交通省、林野庁、水産庁は、水源の森から海までの流域全体の土砂の移動が河川流域や漁場海域の生物に与える影響を調査するために、「栄養塩類に着目した森・川・海の土砂移動に関する検討会」を設置し、平成１６年１２月７日に第１回検討会を開催することにした。
　この検討会は水産庁、林野庁、国土交通省が１５年度に設置した「森・川・海のつながりを重視した豊かな漁場海域環境創出方策検討委員会」の検討結果を引き継ぐとともに、モデル地域内で土砂に付着した栄養塩類の挙動分析に限定した調査を行い、その結果をもとに流域の生態系保全のためのモデル施策を検討する予定。【国土交通省，林野庁，水産庁】