一般財団法人環境イノベーション情報機構
NGO・企業の環境政策提言から途上国での原材料調達グリーン化支援など6件選定
【環境一般 市民活動】 【掲載日】2004.11.26 【情報源】環境省/2004.11.26 発表
環境省の「NGO/NPO・企業環境政策提言推進委員会」は平成16年11月22日に開催した会議で、NGOや企業から委員会に寄せられた環境政策に関する49件の提言の中から優秀提言2件、準優秀提言4件を選定した。同委員会は「民」の発想を実際の政策に活かすことを目的に、16年9月7日から10月26日までNGOや企業からの環境政策提言の募集を行なっていた。
今回優秀提言に選ばれたのは、(1)(財)地球・人間環境フォーラムによる発展途上国での原材料調達のグリーン化支援事業、(2)薪く炭く(しんくたんく)KYOTO JV、NPO法人森づくりフォーラムによる日本の森林を育てる薪炭利用キャンペーン。
準優秀提言に選ばれたのは(一)グループエコライフによる、家畜排泄物や生ごみなどの未利用資源完全循環のしくみづくり、(二)NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンによるフェアトレード製品の普及促進事業、(三)NPO法人地域循環研究所による、省エネ授業・子どもによる地域の省エネ監査の普及事業、子どもが削減した炭酸ガスのポイント化と金銭による学校への還元化の効果実証事業、(四)オーガニックテーブル(株)、FoE Japan、(財)地球・人間環境フォーラムによる、金融を利用した持続可能な森林木材流通と高品質長寿命住宅供給事業。
なお優秀提言と準優秀提言に選ばれた計6件の提言は16年12月13日に東京・霞が関の中央合同庁舎第5号館講堂で開催予定の「NGO/NPO・企業環境政策提言フォーラム」の中で発表が行われることになっている。
また、このフォーラムは公開される予定で、12月9日まで聴講希望者を受け付けている(申込先:NGO/NPO・企業環境政策提言推進委員会事務局。TEL:03−3406−5180、FAX:03−3406−5064、電子メール:epo@env.go.jp)。【環境省】