一般財団法人環境イノベーション情報機構
業務用冷凍空調機器からの15年度フロン回収量、14年度より微減
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2004.11.19 【情報源】環境省/2004.11.19 発表
環境省は平成16年11月19日、フロン回収破壊法に基づき業務用冷凍空調機器から15年度に回収されたフロン類の量が14年度の回収量の96.5%にあたる1,889トンだったと公表した。フロン回収破壊法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン回収は14年4月から実施されている。
今回の発表はフロン類回収業者が都道府県知事に報告した内容を環境省が集計したもの。
なお回収量約1,889トンをフロン類の種類別に見ると、CFC(クロロフルオロカーボン)が約338トン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が約1,458トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約94トンであった。
また回収量のうち、フロン類破壊業者に引き渡された量は約1,509トンにのぼり、再利用量は約336トン、15年度末時点でフロン類回収業者が保管していた量が約156トンとなっていた。
なお環境省はフロン回収量が14年度より減少したことを重視し、フロン回収の改善策に関する選択肢の整理を16年度中にも行う方針。【環境省】