一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国産わけぎから残留基準値を超えるクロルピリホス検出 プロシミドンに続き
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.11.15 【情報源】厚生労働省/2004.11.12 発表
検疫所でのモニタリング検査の結果、韓国産生鮮わけぎから2回にかけて残留基準値を超える有機リン系殺虫剤クロルピリホスが確認された。わけぎに対するクロルピリホスの残留基準値は0.01ppmだが、今回の事例ではそれぞれ0.02ppmのクロルピリホスが検出された。
このため厚生労働省では16年11月12日付けで韓国産わけぎとその加工品に対して、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令の実施を決定。残留農薬が検出された食品については、全量を廃棄・積み戻しなどの措置を行うよう指導した。
なお韓国産わけぎについては、16年11月4日から殺菌剤プロシミドンについての検査命令も実施されている。
検査命令の対象になった場合、輸入者は費用を負担して、厚生労働省指定機関で検査を実施しなければならず、検査結果が判明し問題がないことが確認されるまで輸入手続きを進めることができない。【厚生労働省】