一般財団法人環境イノベーション情報機構
16年度実証調査の候補となる土壌のダイオキシン類浄化技術6件を採択
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2004.11.11 【情報源】環境省/2004.11.11 発表
環境省はダイオキシン類に汚染された土壌の浄化技術の実証調査を実施するために、調査の対象となる技術を平成16年8月27日まで募集していたが、期間中に応募された24件の技術の中から6件を採択したことを16年11月11日付けで公表した。今回公募対象となったのはポリ塩化ジベンゾ−p−ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)、コプラナーPCBなどのダイオキシンで汚染された土壌を安全・確実に(1)分解する技術、(2)分離・抽出する技術、または(3)分解、分離・抽出を組み合わせたシステム技術−−のいずれかで安全性・確実性が確保され、低コストでの浄化が可能なもの。
採択されたのは(1)(株)テルムの「ジオスチーム工法(間接熱脱着+水蒸気分解法)」、(2)三井造船(株)の「間接加熱酸化分解法」、(3)新日本製鐵(株)・北九州環境技術センター・環境エンジニアリング(株)・福岡大学による「分級洗浄法と湿式酸化ラジカル法を組み合わせたダイオキシン類汚染土壌処理技術」、(4)(株)竹中土木・(株)竹中工務店による「TATT工法」、(5)日立造船(株)の「間接過熱型土壌浄化システム(モトソック)」、(6)(株)大林組・(株)クボタ建設・飛島建設(株)・(株)エクセルシアによる「金属ナトリウムによる脱ハロゲン化技術」。
実証実験は16年11月末から17年3月の間に行われる予定だ。【環境省】