１６年度公害防止管理者国家試験で３６名の解答用紙が紛失　再試験実施へ

【環境学習 環境関連資格】 【掲載日】2004.11.10 【情報源】経済産業省／2004.11.09 発表

　平成１６年１０月に行われた１６年度公害防止管理者国家試験で、一部受験者の解答用紙が紛失した件を検討するために、１６年１１月９日に開催された「公害防止管理者等国家試験試験員委員会」（委員長：茅陽一・東京大学名誉教授）で、紛失により合否判定が困難となった該当受験者に対し再試験を行うことが決定した。
　この措置は試験を所管する経済産業・環境の２省が、試験の事務を担当している（社）産業環境管理協会に指示していた内容を踏まえたもの。なお２省は産業環境管理協会に対し、紛失の原因究明結果・再発防止策を１６年１１月１９日までに報告することも求めている。
　公害防止管理者等国家試験は、｢特定工場における公害防止組織の整備に関する法律（公害防止管理者法）」に基づき実施されている国家試験で、経済産業大臣と環境大臣の指定に基づき（社）産業環境管理協会が試験実施に関する事務を担当。試験は毎年１回実施されている。
　１６年度の公害防止管理者国家試験は２万３，２０１名が受験したが、紛失が確認されたのは、そのうち水質関係第一種試験受験者の３６名分。【経済産業省】