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環境ニュース[国内]

アジア太平洋地域のオゾン層破壊物質回収破壊ワークショップを開催

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2004.11.10 【情報源】環境省/2004.11.10 発表

 環境省は2004年11月6日、カンボジアのシェムリアップで、カンボジア政府環境省、国連環境計画(UNEP)との共催により、「アジア太平洋地域におけるオゾン層破壊物質(ODS)の回収破壊に関するワークショップ」を開催した。
 このワークショップは04年11月3日から5日までシェムリアップで行われていたUNEP主催による「オゾン層保護担当官南アジア/東南アジア太平洋地域ネットワーク会合」に引き続いて開催されたもの。
 南アジア、東南アジア太平洋地域のオゾン層保護担当官のほか、スウェーデン、オーストラリアの政府関係者、関係国際機関が出席し、先進国でのオゾン層破壊物質の回収破壊政策や、アジア太平洋地域で廃棄されたオゾン層破壊物質の管理方策の方向性について意見交換が行われた。
 このうちアジア太平洋地域でのオゾン層破壊物質の廃棄実態に関しては、各国のオゾン層保護担当官が持っている定性的・定量的データの不足、オゾン層破壊物質再生・破壊施設建設のための資金的・技術的情報の不足が国連環境計画(UNEP)や途上国担当官から指摘された。
 また、廃棄されたオゾン層破壊物質の処理方策を考える上ではオゾン層破壊物質の回収が不可欠であるが、多くの途上国で回収・再利用プロジェクトがうまく機能していない現状について問題提起がされ、再利用できないオゾン層破壊物質の処分手段が存在しないこと、回収したオゾン層破壊物質の品質を保証できないことが、回収・再利用が進まない要因の1つとなっていることも指摘された。 【環境省】

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