一般財団法人環境イノベーション情報機構
17年度「地球環境研究総合推進費」研究課題の公募を開始
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2004.10.26 【情報源】環境省/2004.10.25 発表
環境省では平成16年10月26日から12月13日まで、17年度の地球環境研究総合推進費新規研究課題公募の受付を実施する。地球環境研究総合推進費は、学際的、省際的、国際的な観点から総合的に地球環境保全に資する調査研究を推進することを目的とし、環境省が2年度に設立した研究費。15年度には約29億6,500万円の総予算で47の研究プロジェクト、16年度には30億1,500万円の総予算で50の研究プロジェクトが実施されている。
対象となる研究は(1)オゾン層破壊、(2)地球温暖化、(3)酸性雨などの越境大気汚染、 (4)海洋汚染、(5)自然資源劣化、(6)地球環境保全のための社会・政策研究−−の6分野のいずれかあるいは複数の分野についての(一)問題対応型研究(予算:1課題あたり年間1,000円〜1億円規模、研究期間:3年間)、(二)研究プロジェクトの実現可能性を調べる課題検討調査研究(予算:1課題あたり年間数百万円〜1,000万円程度、研究期間:1〜2年間)、(三)海外の優秀な研究者を招へいして行う国際交流研究。
このほか(四)環境省が研究プロジェクトの大枠を作成したトップダウン型の戦略的研究開発プロジェクトへ参加する具体的なテーマ案も募集しており、このプロジェクトの17年度からの研究テーマの正式名称は「温暖化の危険な水準及び温室効果ガス安定化レベル検討のための温暖化影響の総合的評価に関する研究」に決定している。戦略的研究開発プロジェクトの予算は1テーマあたり年数百万円〜1億円、研究期間は計5年間の予定だ。
なお応募のあった研究課題については、外部専門家による事前評価を実施したのち、17年3月に採択結果が公表される予定。【環境省】