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環境ニュース[国内]

低炭素系ステンレス鋼製再循環系配管の超音波探傷試験法、健全性評価法についての報告書をホームページに掲載

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.10.13 【情報源】原子力安全・保安院/2004.10.13 発表

 原子力安全・保安院は平成16年8月10日までにまとめた原子炉再循環系配管のき裂を調べるための超音波探傷試験法とこの試験法の測定精度を前提にした健全性評価法についての報告書を16年10月13日までにホームページに掲載した。
 15年10月1日から導入された原子力発電の新検査制度「健全性評価制度」、「定期事業者検査」では、炉心シュラウド(炉心の外側にある円筒形のステンレス製構造物)などにき裂が発見された場合、き裂の進展予測に基づいた健全性評価を実施することを求めているが、低炭素系ステンレス鋼(SUS316L系材)でできた再循環系配管の応力腐食割れによるき裂については、従来の超音波探傷試験方法では十分な精度で測定できない場合があるとして健全性評価の対象外としていた。
 今回の報告書はその後、超音波探傷試験方法の技術改良が進められていることを受け、健全性評価法として(1)ステンレス鋼配管の応力腐食割れを評価する際には現時点で認められる測定のばらつきを考慮し、測定値に4.4ミリメートル分を加算する、(2)硬化部のき裂進展速度に鋭敏化SUS304の応力腐食割れ評価式を用いる、(3)評価期間は最大5年間に限定し、毎回の定期検査時に継続検査を行う−−などの方針が示されている。【原子力安全・保安院】

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