一般財団法人環境イノベーション情報機構
温泉への加水、約77%が表示せず 全国の温泉利用施設への調査結果
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2004.10.08 【情報源】環境省/2004.10.08 発表
環境省が全国約2万の温泉利用施設を対象に実施した温泉利用実態についてのアンケート調査の結果が平成16年10月8日までにまとまった。約2万軒中、回答があったのは計12,122施設(有効回答62.34%)。
加水を行っている施設は3,660軒(32.5%)、加温を行っている施設は5,777軒(51.4%)、循環ろ過装置を使用している施設は5,672施設(50.4%)あったが、うち加水を表示していない施設は2,824軒(加水実施施設の77.16%)、加温を表示していない施設は4,289軒(加温実施施設の74.24%)、循環ろ過装置使用を表示していない施設は4,581軒(循環ろ過装置使用施設の80.77%)にのぼっていた。
一方、入浴剤を「現在使用している」と答えた施設は151軒(1.32%)、「過去に使用していた」とする施設は63軒(0.55%)あったが、「現在使用している」施設のすべてが「利用を表示している」と回答。「過去に使用していた」施設の中では24軒が当時使用を表示していなかった。
このほか、温泉以外の水を使用としている事例はなかったが、都道府県知事の許可を得た源泉と違う源泉を使用していた例が17件みつかった。【環境省】