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環境ニュース[国内]

二村化学工業名古屋工場の管理区域外で放射性物質発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.10.07 【情報源】文部科学省/2004.10.05 発表

 平成16年10月5日、包装用フィルムメーカーの二村化学工業(株)から文部科学省に対し、愛知県大治町(おおはるちょう)にある同社名古屋工場の管理区域外で放射性物質が発見されたとの連絡が寄せられた。
 同社はプラスチックフィルムの厚さ測定用に、密封線源(クリプトン85、ストロンチウム90、プロメチウム147)使用許可を受けているが、今回放射性物質が発見されたのは15年以上使用されていなかった管理区域外の倉庫。
 16年9月29日に、この倉庫で荷物の整理を行っていたところ、使用されなくなった装置類の中から、クリプトン85を密封線源とする厚さ計や核種不明の密封線源がみつかったという。
 現在、これら2個の放射線源は板を巻いた上で鉄の箱に収納し、これを保管している倉庫は立入禁止措置を取っている。鉄の箱表面の放射線量率は安全上問題のないレベルである1時間0.1マイクロシーベルトとなっており、文部科学省ではこの件で人に対する放射線障害のおそれや環境への影響はないとしている。
 なお文部科学省は、二村化学工業が放射線源を発見してから同省に連絡するまで時間がかかったことについて、同社取締役を厳重注意したほか、2個の放射線源に対する専門機関による適切な措置の実施、これ以外に管理されていない放射線源がないかの徹底調査を同社に指示した。【文部科学省】

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