一般財団法人環境イノベーション情報機構
16年度農水省政策評価の政策分野・目標値案への意見募集開始
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2004.10.04 【情報源】農林水産省/2004.10.04 発表
農林水産省は「平成16年度農林水産省政策評価(実績評価)」での政策分野、目標値案を16年10月4日に公表し、この案について16年10月18日まで意見募集を行うことにした。政策評価は国民の立場に立った質の高い政策実施を進めるために、客観的に政策の効果を評価する制度として平成13年度から中央官庁に導入されたもの。14年4月からは「行政機関が行う政策の評価に関する法律(行政評価法)」の枠組みに基づいて政策評価が行われている。
農林水産省の政策評価では(1)安全・安心な食品消費体制の確立、(2)良質な食料・林産物の合理的な価格での安定供給、(3)農林水産業の構造改革、経営安定化、魅力ある産業としての育成、(4)都市と農山漁村との対流・共生、(5)農山漁村での自然環境の適正管理、農林水産業の多面的機能の享受、持続的発展が可能な社会の実現−−の5つの大目標、12の中目標の下に各政策分野とその目標値を体系的に設定し、その達成度を評価する手法をとっている。
なお環境分野の大目標である(5)については、「農林水産業の持つ自然循環機能の維持増進、バイオマスの利活用、自然環境の適正管理」という中目標、政策分野としては(一)農畜産業の環境保全対策、(二)バイオマス利活用の推進、(三)森林整備、(四)森林保全、(五)国民参加による森林づくりと森林の多様な利用、(六)地球環境保全対策−−の6つの政策分野が設定されており、(一)については3つ、(二)については1つ(ただし別に代替指標3つが設定)、(三)については3つ、(四)については4つ、(五)については3つ(六)については2つの具体的目標値案が示されている。【農林水産省】