３Ｒや温暖化での協力も　小泉首相が日・中南米間連携について演説

　小泉首相はブラジル訪問２日めの２００４年９月１５日（現地時間）、サンパウロ州知事主催の昼食会に出席し、「日本と中南米の新たなパートナーシップの確立を目指して」と題する演説を行った。
　この講演で首相は経済関係の再活性化などを柱とした「日・中南米新パートナーシップ構想」（小泉ビジョン）を提唱するとともに、国連・安保理改革など国際社会の諸課題への日・中南米間の連携強化を呼びかけた。
　また環境問題についても、廃棄物の発生抑制、資源・製品の再使用、再生利用（リデュース、リユース、リサイクルの３Ｒ）の取組みを通じ地球規模での循環型社会構築や地球温暖化問題で中南米との協力を進めていきたいとの意向を示した。【首相官邸】