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環境ニュース[国内]

九州電力・川内原子力発電所1号機の蒸気発生器伝熱管292本に傷

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.09.14 【情報源】原子力安全・保安院/2004.09.10 発表

 定期検査中の九州電力(株)川内原子力発電所1号機(加圧水型、定格出力89万キロワット)で、蒸気発生器伝熱管の全配管1万96本に対し高性能渦流探傷検査(ECT)を実施したところ、292本(管板拡管部5本、U字管部287本)の伝熱管に欠陥が生じていることを示す信号が認められた。
 九電の調査によると、管板拡管部の欠陥は蒸気発生器製作時に管板と伝熱管のすき間をなくすために伝熱管を拡げる作業を行った際にかかった残留応力や、運転中の内圧による応力などが重なった結果、伝熱管内面に応力腐食割れが発生したものと推定できるという。また、U字管部の欠陥は過去に発生した旧振止め金具部伝熱管の摩耗減肉が原因であると推定されている。
 なお、九電では対策として欠陥が認められた伝熱管に栓をすることにし、16年9月10日付けで原子力安全・保安院にこれらの原因と対策を含めトラブルを報告した。
 なお報告を受けた原子力安全・保安院では九電が示した原因と対策を妥当なものであるとの見解を示している。【原子力安全・保安院】

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