一般財団法人環境イノベーション情報機構
16年度ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーンの結果確報を公表
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.08.31 【情報源】環境省/2004.08.31 発表
国土交通省は6月を強化月間として実施した平成16年の「不正改造車を排除する運動」、「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」の結果確報を16年8月31日に公表した。今回のキャンペーンでは6月中に警察庁や自動車検査独立行政法人などと協力して、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で172回実施し1万6,920台の自動車を検査。
うち13.2%にあたる2,228台に保安基準不適合箇所がみつかり、これらの自動車ユーザーに対し改善指導を行ったほか、不正な改造が行われていた車両702台、整備不良のために基準に不適合な車両413台に対しては、さらに整備命令書を交付し必要な整備を命じた。
なお、このうち基準不適合マフラーの装着などによる排気騒音の基準値超過は57件、ディーゼル自動車の黒煙濃度基準値超過は50件みつかり、双方とも15年度の38件、39件より増加していた。
一方、各地方運輸局、運輸支局などに設置した「不正改造車110番」には、強化月間中に不正改造車に関する情報990件、車両の改造などについての相談9,144件が寄せられ、情報としては「窓ガラスへの着色フィルムの貼り付け(53%)」、「消音器・騒音関係(18%)」、「灯火類の灯光の色(10%)」などが多かった。【国土交通省】