一般財団法人環境イノベーション情報機構
紙・プラ容器、ペットボトルの再商品化量、15年度も着実に増加
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2004.08.25 【情報源】環境省/2004.08.25 発表
環境省は平成16年8月25日、15年度の容器包装リサイクル法に基づく市町村の容器包装の分別収集量、再商品化量などを発表した。15年度は消費重量が減少しているスチール缶、アルミ缶以外のすべての対象品目で分別収集量、再商品化量が14年度より増加し、分別収集実施市町村数も市町村合併が影響したスチール缶、アルミ缶以外のすべての法対象品目で14年度より増加した。
特にペットボトルの分別収集量は14年度比の約1.1倍にあたる21万1,753トンを記録。生産量に対する回収率(市町村の分別収集量/生産量)が48.5%となったほか、再商品化量も14年度比約1.1倍の20万4,993トンに達し、14年度に続きリサイクルが着実に進んでいることがわかった。
また、12年4月から法の対象に追加された紙製容器包装、プラスチック製容器包装の分別収集量も、紙製容器包装が14年度比約1.3倍の7万6,878トン、プラスチック製容器包装が同じく約1.4倍の40万1,697トンと、14年度に続き大幅な伸びを見せ、再商品化量もそれぞれ6万9,508トン(14年度比約1.3倍)、38万4,865トン(14年度比約1,4倍)に達していた。
環境省の予測によれば、今後5年間に国内のほとんどすべての市町村が容器包装廃棄物の分別収集を行う見込みで、プラスチック製容器包装については19年度までには全市町村の8割を超える約2,700市町村が分別収集を実施し、収集計画量が92万トンを超える見込みであるという。【環境省】