埼玉県が実証試験対象の有機性排水処理技術を決定

　環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、小規模事業場向け有機性排水処理技術の実証評価機関に決定した埼玉県は、県内で実証試験ができる有機性排水処理技術の採択案件を平成１６年８月２５日までに決定した。
　埼玉県の採択技術は（１）フジクリーン工業（株）の担体流動槽式食堂排水処理装置、（２）（株）四電技術コンサルタントの傾斜土槽法による厨房排水の高度処理装置－－の２件。
　今回の実証試験の対象案件募集では、募集期間中に５件の申請があったが、技術の実証可能性、技術の先進性、環境保全効果などの点について評価を行った結果、最終的に２件が決まったもの。
　環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第３者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。今後は各実証機関で技術ごとの実証試験計画を策定の上、実証試験が順次実施されることになる。【環境省】　