一般財団法人環境イノベーション情報機構
大阪府と香川県が実証試験対象の有機性排水処理技術を決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2004.08.23 【情報源】環境省/2004.08.23 発表
環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、小規模事業場向け有機性排水処理技術の実証評価機関に決定した大阪府と香川県は、県内で実証試験ができる有機性排水処理技術の採択案件を平成16年8月23日までに決定した。大阪府の採択技術は(1)(株)エス・エルの微生物製剤添加型ハイブリッド生物処理法、(2)デンセツ商事(株)の揺動床式生物処理法−−の2件。
一方、香川県の採択技術は(3)(株)クボタの液中膜を利用した活性汚泥方式の排水処理施設、(4)積水アクアシステム(株)の回転円板の微生物膜を利用した接触酸化方式の排水処理施設−−の2件。
今回の実証試験の対象案件募集では、募集期間中にそれぞれ4件(大阪)と10件(香川)の申請があり、申請された技術の実証可能性、技術の先進性、環境保全効果などの点について評価を行った結果、最終的にこの4件が決まったもの。
環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。今後は各実証機関で技術ごとの実証試験計画を策定の上、実証試験が順次実施されることになる。【環境省】