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環境ニュース[国内]

CSRに基づいた廃棄物管理・リサイクルへの取組みガイドライン案への意見募集開始

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2004.08.10 【情報源】経済産業省/2004.08.06 発表

 産業構造審議会の廃棄物リサイクル小委員会は、「排出事業者のための廃棄物リサイクルガバナンスガイドライン(案)」を公表し、この案について16年8月26日まで意見募集を行うことにした。
 このガイドライン案は平成10年に当時の通産省がまとめた「産業廃棄物排出事業者適正処理ガイドライン」の改訂版だが、企業活動に伴い排出される廃棄物の管理を、排出企業が社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)に基づく経営活動の重要な要素と位置づけて取り組む、という新しい観点からまとめられている。
 青森・岩手県境の大規模不法投棄などをはじめ、廃棄物不法投棄が社会問題となり、廃棄物処理法の規制強化がされる中で、廃棄物の不適正処理を行うことは、法的な制裁だけでなく、企業のブランドイメージ低下を招くと指摘し、CSRに基づき、経営者が積極的に廃棄物管理・リサイクルに取り組み、その取組み内容を消費者や投資家、地域社会に情報発信するような、新しい廃棄物管理・リサイクルへの関与のあり方を「廃棄物リサイクルガバナンス」として提唱。
 さらに(1)廃棄物リサイクルガバナンス構築に向けた体制確立、社内ルール策定、従業員に対する教育・啓発活動、取組みに関する情報の集約と情報発信−−などの取組みで配慮すべき事項、(2)廃棄物に関する企業経営リスク・罰則の内容と事故対応で配慮すべき事項、(3)廃棄物リサイクルガバナンス実践のための日常管理上必要な事項−−を具体的にまとめ提示した。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【経済産業省】

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