一般財団法人環境イノベーション情報機構
河川・ダム湖のレジャーでの利用者 15年度1年間で2億人突破
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2004.08.09 【情報源】国土交通省/2004.08.06 発表
国土交通省が平成16年8月6日に発表した、15年度の「河川空間利用実態調査」「ダム湖利用実態調査」の結果により、15年度に散策、スポーツ、水遊びなどレジャーで、河川やダム湖を利用した人ののべ総数が約2億489万人にのぼることがわかった。この調査は3年に1度実施しているもので、今回は全国の109の一級水系のうち108水系と国土交通省の直轄管理ダム湖78か所、独立行政法人水資源機構が管理する20か所のダムを対象にした。
2億489万人という数字は前回調査にあたる12年度調査より1,000万人多く、内訳としては河川の利用者が1億9,104万人、ダム湖の利用者が1,385万人だった。
1年間の利用者の総数が最も多かった水系は、利根川水系(茨城県など)の約3,429万人で、淀川水系(大阪府など)、荒川水系(東京都など)、多摩川水系(東京都など)、木曽川水系(岐阜県など)がこれに続いた。ダム湖では、宮ヶ瀬ダム(神奈川県)の利用者約135万人が最も多かった。
利用形態としては散策が54.5%と約半数を占め、次いでスポーツの32.7%が多く、釣りと水遊びはそれぞれ10%に満たなかった。
なお、川そのものを利用する利用形態の代表格である「夏の水遊び」での利用者数に限ると、利用者は木曽川水系の1万5,653人が最も多く、利根川水系、淀川水系、豊川水系(愛知県など)、太田川水系(広島県など)が続いた。また「夏の水遊び」で河川1キロメートルあたりの利用者が最も多かったのは豊川水系(235人)。【国土交通省】