外務省が８月１日から組織改編　全省横断的な地球規模問題戦略本部設置へ

【環境行政 環境白書】 【掲載日】2004.07.26 【情報源】外務省／2004.07.23 発表

　外務省は平成１６年８月１日付けで行う同省組織改編の内容を１６年７月２３日にホームページに掲載した。
　今回の組織改編は、１４年８月に策定された外務省改革に関する「行動計画」に基づくもので、改編にあたっては（１）外交戦略策定機能の強化、（２）領事機能と危機管理の強化、（３）情報収集・分析能力の強化、（４）新たな国際的枠組みの構築、（５）日本のイメージ向上−−の５点を柱とした。
　この中で「新たな国際的枠組みの構築」をめざす措置としては、（一）全省横断的な「地球規模問題戦略本部（本部長：国際社会協力部長）」を設置し、環境問題など地球規模問題に関する基本戦略の策定・調整に各局が参加できるようにしたほか、（二）条約局を国際法上のルールづくりに向けた能動的な役割を果たす国際法局に改変。さらに（三）漁業を通じた海洋生物資源の持続的利用やエネルギー問題、ＷＴＯへの対応を扱う経済局では、政策課の下で各課が柔軟に連携し、優先課題ごとに機動的な対応をとることが可能になるようにした。【外務省】