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環境ニュース[国内]

黒潮14年ぶり大蛇行に発展か 海上保安庁も注意呼びかけ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.07.26 【情報源】海上保安庁/2004.07.23 発表

 海上保安庁は平成16年7月23日、15年末に種子島東方で発生し、徐々に東に移動していた黒潮の蛇行が14年ぶり大蛇行に発達する可能性があるとして、黒潮流域を航行する船舶や漁船に注意を呼びかけた。
 黒潮の蛇行は16年7月20日現在で、和歌山県潮岬南方で著しく離岸し、静岡県の遠州灘沖では蛇行が東へ移動している。
 なお黒潮の流れが最南下した時期に海面水位も最も高まるという過去の観測例から、気象庁がすでに16年7月1日に、「黒潮の蛇行が東海沖に達した場合、東海から関東地方沿岸の海面水位上昇が発生する可能性がある」との警告を出していた。
 日本沿岸の海面水位は現時点でも、過去100年間で最も高くなっている状態が続いており、これらの海面水位の上昇には地球温暖化や海流の変動などの要因が関与しているとみられている。ただし、それぞれの要因が水位上昇にどの程度寄与しているかについてはまだ解明されていない。【海上保安庁】

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