ＩＷＣ第５６回年次会合がイタリアのソレントで開催へ

　２００４年７月１９日から２２日まで、イタリアのソレントで国際捕鯨委員会（ＩＷＣ）第５６回年次会合が開催される。
　今回の会議では、（１）２００３年会合で反捕鯨国と捕鯨推進国間の議論が対立する中、設立が可決された「保護委員会（鯨の保護強化を目的とした委員会）」のあり方、（２）同じく２００３年会合で中止を求める決議が採択された日本の調査捕鯨、（３）１０年以上議論が継続したまま合意のめどが立っていない鯨類資源の管理制度「改訂管理制度（ＲＭＳ）」、（４）日本が提案している商業的な沿岸小型捕鯨枠の新設、（５）南氷洋サンクチュアリ（禁漁区）の見直し－－などが論点になるとみられる。
　日本からは森本稔ＩＷＣコミッショナーのほか、水産庁、外務省の担当者が出席する予定。【水産庁】