一般財団法人環境イノベーション情報機構
外来種による被害防止基本方針案への意見募集開始
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.07.08 【情報源】環境省/2004.07.08 発表
平成16年6月2日公布の「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来種被害防止法)」を所管する環境省と農林水産省は、法を踏まえた「特定外来生物被害防止基本方針」案を16年7月8日に公表し、この案について16年8月7日まで意見募集を行うことにした。この案は、中央環境審議会野生生物部会外来生物対策小委員会に意見を聞きながら、「特定外来生物(在来種に悪影響をもたらす外来種)」の(1)判定、(2)飼養・栽培の特別許可、(3)防除措置、(4)監視などその他の被害防止措置−−についてそれぞれ基本となる考え方をまとめたもの。
なお「特定外来生物」に判定にあたっては、その対象を(1)在来種の存続や日本固有の生態系に回復困難な被害をもたらす外来種、(2)感染症以外で人の生命・身体に被害を及す外来種、(3)家畜伝染病以外で農林水産業に重大な被害をもたらす外来種−−とし、これらに該当するか、学識経験者や一般からの意見聴取、WTO「衛生植物検疫措置の適用に関する協定(SPS協定)との整合性を踏まえ、指定を行うとしている。
意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【環境省】