一般財団法人環境イノベーション情報機構
厚生労働省環境配慮の方針を決定
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2004.06.30 【情報源】厚生労働省/2004.06.29 発表
厚生労働省は平成16年6月29日に、環境基本計画に基づいた同省の「環境配慮の方針」の内容を決定した。12年12月22日に閣議決定された第2次環境基本計画では、関係府省が自主的に「環境配慮の方針」を明らかにし、この方針に基づき率先して環境管理システムの導入に向け検討することを求めている。
厚生労働省の「方針」は(1)同省が所管する環境政策、(2)経済活動主体としての業務−−の2つの面についてどのように環境配慮を実施していくかをまとめており、環境政策としては(一)所管業界での食品リサイクル、容器包装リサイクルの実施など循環型社会の形成、(二)水道事業での健全な水循環の構築や建設廃棄物・使用エネルギーの削減、(三)化学物質対策、(四)遺伝子組換え生物を使用した医薬品製造上での生物多様性保全、(五)労働環境の見直しによる温暖化対策の推進−−の5分野について目標や柱となる施策の内容を明確化した。
一方、経済活動主体としての業務については(A)グリーン購入、(B)エネルギー・上水道・用紙の使用量、廃棄物排出量の削減、(C)早期退庁の促進を通じての環境負荷の低減−−に取り組むとしている。【厚生労働省】