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環境ニュース[国内]

COP10閣僚級会合の議題固まる 気候変動枠組条約第20回補助機関会合

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.06.29 【情報源】外務省/2004.06.25 発表

 気候変動枠組条約の第20回補助機関会合(科学上及び技術上の助言に関する補助機関会合(SBSTA)、実施に関する補助機関会合(SBI))が2004年6月16日から25日までドイツのボンで開催された。
 今回の会合は気候変動枠組条約発効10周年にあたる第10回締約国会議(COP10)の開催を契機に、気候変動に関する国際的な取組みを強化するとの強い問題意識の下に、各締約国が率直な議論を行った。
 その結果、COP10を2004年12月6日〜17日に、アルゼンチンが議長国となりブエノスアイレスで開催し、その閣僚級会合の中で2013年以降の温暖化防止の枠組みについて予備的な議論を開始することが合意されたほか、その事前準備として、9月に日本とブラジルの共催による「気候変動への更なる行動に関する非公式会合」を東京で開催することが決まった。
 また、小規模吸収源CDMの手続き簡素化や吸収源目録報告様式案など京都議定書実施に向けた技術的協議、途上国支援や国別報告、観測など条約の着実な実施に関連する方法論についても議論の進展があった。
 中でも今回から議題に加わった、気候変動に対する「適応(注1)」と「緩和(注2)」については、2013年以降の枠組みの議論に有益な戦略的議題と位置づけられ、次回補助機関会合でも意見交換をさらに進めることになった。

(注1)海面上昇に伴う堤防建設など気候変動による影響への対応策
(注2)温室効果ガス排出削減・吸収増加策。【外務省】

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