紀伊山地の登録を審査　第２８回世界遺産委員会が中国で開催へ　

　２００４年６月２８日から７月７日にかけて、中国の蘇州で第２８回世界遺産委員会が開催され、日本政府が文化遺産として推薦している「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産への登録審査が行われる。
　世界遺産委員会は「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約（世界遺産条約）」に基づき年１回開催される政府間委員会。締約国の中から選出された２１か国から構成され、日本も委員国として参加している。
　なお今回の委員会では、（１）既存の世界遺産の保全状況報告、（２）世界遺産の保全に要する国際支援の進捗状況評価、（３）２０００年の委員会で採択された「ケアンズ決議」についても議論を行う。
　なお、日本が２００４年１月に推薦した「知床」の登録審査は、２００５年の第２９回世界遺産委員会で行われる予定だ。【環境省】