環境省所管公益法人２８団体の立入検査結果を公表

　環境省は平成１５年度に実施した同省所管公益法人に対する立入検査の実施状況をまとめ、１６年６月１０日に公表した。
　各府省は各所管公益法人に対し、少なくとも３年に１回、立入検査を実施することになっている。
　１５年度は環境省所管法人９２法人のうち２８法人に対し立入検査が実施され、１６法人で改善すべき点がみつかった。
　１６法人のうち、事務処理規則、役員報酬に関する規則が整備されていないなど、運営面で問題のあった法人がのべ１１法人、事業費の割合が総支出額の２分の１以下であるなど、事業の内容・実施面で問題のあった法人がのべ６法人、計算書類に重要な会計方針の注記がないなど、財務・会計面で問題があった法人がのべ１２法人だった（注１）。
　これらの法人には指摘された事項への改善を指導していく方針。

（注１）複数項目で問題がみつかった法人があるため、３項目の合計法人数は１６にならない。【環境省】