一般財団法人環境イノベーション情報機構
ASEAN+3エネルギー大臣会合がフィリピンで開催
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2004.06.11 【情報源】資源エネルギー庁/2004.06.11 発表
2004年6月9日、「より緊密なASEAN+3エネルギー・パートナーシップに向けて」をテーマに掲げた「ASEAN+3(日中韓)エネルギー大臣会合」がフィリピン・マニラで開催され、中川経済産業大臣が出席した。この会合は2002年に当時の平沼経済産業大臣が非公式会合で協力を呼びかけたもので、今回は公式化された初めての会合。
会合の成果として閣僚共同宣言がまとめられ、アジアでエネルギー需要が増加する中で、強化されたエネルギー安全保障と持続可能性の達成を参加国の共通のエネルギー目標として掲げることが盛り込まれたほか、(1)各国の経済発展段階、エネルギー資源賦存、エネルギー市場構造の相違に配慮しつつエネルギー協力を強化すること、(2)地域の固有エネルギーの探査、天然ガス、石炭、再生可能エネルギーなど一次エネルギー選択肢を環境面の要求を考慮しつつ多様化すること、(3)エネルギー安全保障を強化し経済効率を改善する市場メカニズムを開発すること−−の3点を協力の一般原則とした。
なおこの大臣会合をアジアのエネルギー消費国によるエネルギー協力の推進母体として定期開催することも合意された。【資源エネルギー庁】