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環境ニュース[国内]

2100年の夏、関東地方全域が明け方でも25℃以上に 気象庁予測

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.06.08 【情報源】気象庁/2004.06.07 発表

 気象庁が世界全体と日本周辺の最新の温暖化予測結果を踏まえ、2100年7月末〜8月頃の関東地方の晴れた日の気温予測を行ったところ、日平均気温が都心部で1℃程度、それ以外の地域で1.5℃程度気温が上昇する見込みとなることがわかった。
 この予測は同庁が関東地方を覆う200キロメートル四方の領域を対象に開発した「都市気候モデル」を使い、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が2000年に作成した温室ガス排出シナリオの1つ「SRES−A2シナリオ」に基づき、人の活動が原因となった二酸化炭素排出量が1年に約1.3%増加するなどの条件で計算を行ったもの。
 なお日最高気温(午後2時を想定)の予測では、現在は埼玉県の一部にしかみられない35℃以上の地域が関東平野内陸部の広範囲に広がるとの結果が得られたほか、日最低気温(午前5時を想定)の予測でも、現在は都心部だけに限られる25℃以上の地域が関東平野のほぼ全域に広がるとされている。
 気象庁ではさらに詳細な解析を行い、その結果を16年度内に刊行予定の「地球温暖化予測情報第6巻」で公表する予定。【気象庁】

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