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環境ニュース[国内]

西大西洋系群の産卵資源回復措置検討を合意 ICCAT第2回クロマグロ管理戦略会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.05.25 【情報源】水産庁/2004.05.24 発表

 大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)は2004年5月17日から20日にかけて、フランスのマルセイユで第2回クロマグロ管理戦略会合を開催した。
 会合前半に行われた米、EU、日本の科学者によるクロマグロの知見についての発表では、大西洋クロマグロの東西2つの系群は成長や成熟サイズが異なるが、もともとは同一資源であったかどうか判明していないこと、漁獲されている魚の起源が判定できないことなど、現時点で未解明な問題が指摘されるとともに、2つの系群が相互に大量混交していることは確実であることが紹介された。
 また漁業管理の議論では、(1)調査・研究の優先事項を決め複数年調査計画を策定する、(2)2004年年次会合で西大西洋系群の産卵資源回復を促進するための追加的措置について検討する、(3)2005年の4月にクロマグロ管理戦略会合の次回会合を開催し、結果を踏まえてクロマグロ資源評価を行うことが合意された。【水産庁】

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