一般財団法人環境イノベーション情報機構
大飯原発3号機原子炉容器ふた部分に冷却水漏れ跡を確認
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.05.07 【情報源】原子力安全・保安院/2004.05.06 発表
定期検査中の関西電力(株)大飯原発3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)で、点検の一環として原子炉容器上部ふたの管台70か所の外観目視点検準備を行っていたところ、平成16年5月4日に、原子炉容器のふたと制御棒駆動装置の接続部分(管台)の付け根1か所から白い付着物の痕跡が広がっていることが確認され、分析の結果、この付着物が1次冷却水に含まれるほう酸であり、痕跡は接続部分から冷却水が漏れていた跡であることがわかった。またこのほかにも、原子炉容器のふたと温度計測用配管の接続部分(管台)にも付着物が付いていたことが確認されている。
関電ではこの件について詳細調査を行い、漏えいが確認された管台について原因を究明する方針。【原子力安全・保安院】