一般財団法人環境イノベーション情報機構
富山医科薬科大薬学部実験室で放射性物質入りの缶みつかる
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.04.28 【情報源】文部科学省/2004.04.27 発表
平成16年4月26日、富山医科薬科大学薬学部研究棟の実験室内にある強制排気装置付の閉鎖型作業台下の扉の中から、放射性物質が入っているとの表示がある金属缶7缶がみつかり、大学側は背景を調査した上で、27日に文部科学省に連絡した。金属缶は全て未開封の状態で、サーベイメータにより線量率を測定した結果、缶表面で最大、周辺一般環境中の線量(0.08マイクロシーベルト)の約2倍程度にあたる毎時0.15マイクロシーベルトを記録した。
大学側によると、この放射性物質は昭和54年頃に富山大学薬学部が富山医科薬科大学に移行した際に、譲渡手続きがされなかったものである可能性があるという。
なお放射性物質は現在、同大学の放射性同位元素管理区域内の保管施設に管理ずみで、今後専門機関による回収が行われる予定。【文部科学省】