一般財団法人環境イノベーション情報機構
河川水質の新指標案を公表 9つの一級河川で測定試行へ
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2004.04.23 【情報源】国土交通省/2004.04.23 発表
国土交通省は平成16年4月23日、河川流域の住民にとってわかりやすい河川水質の新指標案をとりまとめ、発表した。この新指標項目案は、今後の水質管理の目標である(1)人と河川の豊かなふれあい、(2)豊かな生態系、(3)利用しやすい水質、(4)下流域や滞留水域に影響の少ない水質−−の4つの基本的な視点ごとに、必要な指標項目を整理し、最低限測定すべきものを絞り込んで策定された。
特色としては、河川管理計画の策定段階から住民参加を推進するとしている河川法の趣旨に基づき、「河川等管理者による測定項目」とは別に「住民との協働による測定項目」を設置したほか、平常時だけでなく、雨天時、渇水時の水質測定を把握していくとし、雨天時調査などに必要な項目も別に定めている。
国土交通省では平成16年5月から、9つの一級河川でこの新指標項目について測定を試行していく方針。【国土交通省】