ＰＣＢ廃棄物処理基本計画変更案への意見募集開始

【ごみ･リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2004.04.09 【情報源】環境省／2004.04.09 発表

　環境省は平成１６年４月９日、ポリ塩化ビフェニル（ＰＣＢ）廃棄物処理基本計画の変更案を公表し、この案について１６年４月２３日まで意見募集を行うことにした。
　今回の改正は、ＰＣＢ廃棄物の処理体制が未整備である１５県から排出されるＰＣＢ廃棄物受け入れを北海道と室蘭市が受諾したことを受けたもの。
　具体的には「北海道ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業」の事業対象地域に青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野の１５県を追加するほか、施設能力を１日あたり約０．２トンから１．８トンに引き上げ、処理開始予定時期を「１８年１０月」から「１８年１０月以降の早い時期」に変更する。
　このほか、「大阪ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業」の処理開始予定時期を事業の進捗状況にあわせ、「１８年４月」を「１８年８月」に変更すること、１６年４月にＰＣＢ廃棄物処理事業を担当していた環境事業団が解散し、日本環境安全事業（株）に事業が承継されたことを踏まえ、計画中の「環境事業団」とある名称を「日本環境安全事業株式会社」に変更すること、ＯＦケーブル（絶縁油を用いる地中送電線）設備から微量ＰＣＢが検出されたことを踏まえ、低濃度ＰＣＢに汚染された絶縁油を含むトランスの処理についての記述を変更すること−−も盛り込まれている。【環境省】