第５回グローバル閣僚級環境フォーラムが韓国の済州島で開催

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.04.05 【情報源】環境省／2004.04.01 発表

　２００４年３月２９日から３１日まで、第５回グローバル閣僚級環境フォーラムと国連環境計画（ＵＮＥＰ）第８回管理理事会特別会合が韓国の済州島で開催された。　
　ＵＮＥＰグローバル閣僚級環境フォーラムは、１９９８年の国連「環境と人間居住に関するタスクフォース」報告書で開催が提言された組織で、２０００年５月に第１回フォーラムがスウェーデンで開催され、持続可能な開発についての行動計画の見直しやそのために必要な対応の協議を行う場となっている。
　今回の会議では「水、衛生、人間居住」問題に焦点をあて、安全な飲料水を入手することができない人の割合を２０１５年までに半減するという国連のミレニアム開発目標の達成に向けた取組みが紹介され、議論の結果は「チェジュ（済州）・イニシアチブ」としてまとめられた。
　また、特別管理理事会では（１）海洋環境、ＳＡＩＣＭ（国際化学物質管理に対する戦略的アプローチ）の進捗状況、小島嶼開発途上国に対するＵＮＥＰの取組み、黄砂問題など環境の現状、（２）持続可能な開発のための教育の１０年などＵＮＥＰ特別管理理事会関連会合の成果、（３）国際環境ガバナンス（管理）について議論が行われ、小島嶼開発途上国、国際環境ガバナンス、ＵＮＥＰの地域予算に関する決議が採択された。【環境省】