森の技術の名人と高校生が亀井農水大臣を表敬訪問

【環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2004.03.29 【情報源】林野庁／2004.03.26 発表

　平成１６年３月２８日に東京大学弥生講堂で開催された、第２回「森の“聞き書き甲子園”」フォーラムに参加した、森林にかかわる技術の名手・名人の代表５名と、名人らに聞き書きを行った高校生の代表５名が翌３月２９日に亀井農林水産大臣を表敬訪問した。
　「森の“聞き書き甲子園”」は、高校生が伝統的な技術・知恵の伝承者を取材し、取材内容をレポートとしてまとめる米国の教育プログラム「ＦＯＸＦＩＲＥ　ＢＯＯＫ」の手法をモデルとして１４年度から実施されているもの。
　日本の高校生１００人が森林にかかわる技術の名手・名人を現地取材し、日本の山村で受け継がれてきた森林の知恵や技、山村の暮らし、名人の人となりなどをレポートするプログラム全体を通じて、高校生たちの森林保全意識を育てるとともに、山村地域の生活様式・文化・伝統・技能の記録・継承を図ることが目的。
　高校生らは、１５年１０月から１２月にかけて森の技術の名手・名人にその技や人となりを取材し、１６年１月末までにその成果をレポートにまとめていた。
　なお今回のフォーラムでは、取材対象になった森の名手・名人への認定証授与、高校生への聞き書き修了証書・聞き書き作品集授与のほか、作家の阿川佐和子氏、塩野米松氏が、名人や高校生に聞き書きのエピソードをインタビューした。【林野庁】