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環境ニュース[国内]

ICCATが川口外相に文書送付 クロマグロ蓄養事業拡大防止措置求める

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.03.25 【情報源】水産庁/2004.03.25 発表

 大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)は2004年3月8日付けで日本の川口外務大臣に対し、日本の商社が地中海でのクロマグロ蓄養事業への関与を拡大しないよう措置をとることを求める文書を送付した。
 この文書は、2003年11月に開始された第18回ICCAT通常会合で、地中海でICCAT非加盟国が行っているクロマグロ蓄養事業に、日本の商社が関与しているといわれていることが問題視されたことを受け、送付されたもの。
 クロマグロ蓄養事業は産卵後のクロマグロを捕獲、飼育し太らせてから出荷する事業。市場に水揚げされないため、正確な漁獲量データの収集に大きな悪影響を与えるとの指摘がある。
 2003年の地中海でのクロマグロの蓄養生簀への搬入量は約2.1万トンと推定されており、これはICCATで定められた東部大西洋のクロマグロの総漁獲可能量(Total Allowable Catch:TAC)3.2万トンの約3分の2にあたっている。【水産庁】

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