第６回「日本水大賞」が決定　大賞は宮古農林高校の宮古島地下水保全活動

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2004.03.17 【情報源】農林水産省／2004.03.17 発表

　２００４年３月１６日に第６回「日本水大賞」の各賞が決定した。
　「日本水大賞」は、水循環の健全化に寄与する活動に対し、（社）日本河川協会が実施している表彰制度で、特に優れたもの１点に与えられる「大賞」（賞状、記念品、副賞１００万円）のほか、国土交通大臣賞、環境大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、文部科学大臣奨励賞（各１点）、市民活動賞、国際貢献賞（各１点）、奨励賞（数点）、審査部会特別賞、青少年研究活動賞が設けられている。
　第６回にあたる今回は、大賞に全国から２０１件、青少年研究活動賞に対し全国の高校から１５件が応募されたが、選考の結果、この中から沖縄県立宮古農林高等学校環境工学科環境班による「宮古島の命の源である地下水を硝酸態窒素の汚染から守る保全活動」が大賞を受賞。同じ立宮古農林高校の宮古の水を守れ〜土壌蓄積リンで環境に優しい有機肥料作り」が青少年研究活動賞を受賞した。
　なお国土交通大臣賞は山梨市立日川小学校「日川地区少年水防隊」による「大川倉横結操法伝承活動」、環境大臣賞は三島自然を守る会の溝田豊治氏による「富士山南東麓の地下水−柿田川地下川到達日数算定と応用」、厚生労働大臣賞は淀川水系の水質を調べる会の「琵琶湖淀川水系の水質保全と次世代の育成を目的とした水質調査活動」、農林水産大臣賞は白川中流域水土里ネット協議会の「熊本水循環型営農運動」、文部科学大臣奨励賞は山形県遊佐町立西遊佐小学校の総合学習「命あふれる西通川にしたい」がそれぞれ受賞した。
　表彰式・受賞活動発表会は、１６年６月３日に「科学技術館」サイエンスホール（東京千代田区）で実施される。【農林水産省】