河川水質管理新指標項目案への意見募集開始　住民との協働による測定も想定

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2004.03.15 【情報源】国土交通省／2004.03.12 発表

　国土交通省はわかりやすさをめざした河川水質管理の新指標項目案を１６年３月１２日付けで公表し、この案について３月２５日まで意見募集を行うことにした。
　この新指標項目案は、今後の水質管理の目標である（１）人と河川の豊かなふれあい、（２）豊かな生態系、（３）利用しやすい水質、（４）下流域や滞留水域に影響の少ない水質−−の４つの基本的な視点ごとに、必要な指標項目を整理し、最低限測定すべきものを絞り込んで策定された。
　特色としては、河川管理計画の策定段階から住民参加を推進するとしている河川法の趣旨に基づき、「河川等管理者による測定項目」とは別に「住民との協働による測定項目」を設置したほか、平常時だけでなく、雨天時、渇水時の水質測定を把握していくとし、雨天時調査に必要な項目も別に定めている。
　国土交通省では平成１６年度から、国のモデル河川でこの新指標項目について測定を試行していく方針。【国土交通省】