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環境ニュース[国内]

インドネシアがみなみまぐろ保存委員会に協力的非加盟として参加へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.03.02 【情報源】水産庁/2004.02.26 発表

 みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)に関する日・豪・インドネシア協議、日・インドネシア漁業協議、日・タイ漁業協議がそれぞれ2004年2月19日、20日、23日に開催された。
 このうち19日にインドネシア・ジャカルタで開催された日・豪・インドネシア協議は、CCSBT事務局と日・豪・インドネシア3か国がインドネシアのCCSBT参加問題について協議を行い、次回年次協議以降、インドネシアが協力的非加盟(注1)として参加することが確約された。みなみまぐろの唯一の産卵場はインドネシアの排他
的経済水域内にあるため、インドネシアのCCSBT参加は資源保護上も重要であるという。
 また、20日にジャカルタで開催された日・インドネシア漁業協議では、まぐろについて漁獲努力量の削減を含む資源管理強化が必要であるとの認識を両国が確認したほか、今後、日・インドネシア間の漁業問題に関するハイレベル協議を定例化することが合意された。
 さらに、23日でバンコクで開催された日・タイ漁業協議でも、まぐろ資源管理強化が必要であるとの日・タイ両国の認識が一致。タイ側が要請した沿岸小規模まぐろ漁業に関する日本への技術協力について、適切な資源管理下での漁業協力形態を模索するために、非公式な2国間の漁業協議を今後定期的に開催する可能性が検討されることに
なった。

(注1)CCSBTの分担金の負担義務は負わないが、締約国と同等の保存管理措置を遵守することを条件に、ミナミマグロの漁獲枠が認められる国。インドネシアへの漁獲枠は800tと決定されている。【水産庁】

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