一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

高浜原発3号機蒸気発生器伝熱管の傷 関電が平成3年まで設置の振止め金具が原因と報告

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.02.02 【情報源】原子力安全・保安院/2004.01.30 発表

 第15回定期検査を実施していた関西電力高浜発電所3号機(加圧水型、定格電気出力87万キロワット)で、既施栓管を除く蒸気発生器の伝熱管計311本の傷を示す信号が認められた件で、関西電力は平成16年1月30日付けで原因と対策に関する報告書を原子力安全・保安院に提出した。
 報告によると、傷を示す信号が指示された場所は、いずれも平成3年まで旧振止め金具が取り付けられていた位置に直線状に分布しており、伝熱管の1本を抜き取って確認した結果でも、旧振止め金具と接触していた伝熱管の外表面に発生した摩耗減肉が信号の原因であることが確認された。
 また、旧振止め金具を取り替えてから摩耗減肉は進展していないことも確認できたという。
 関西電力では対策として、信号指示が認められた伝熱管について機械式栓にて施栓を実施する予定。
 なお、報告を受けた原子力安全・保安院としてもこの調査結果と対策は妥当なもので、原子炉施設の安全に支障を及ぼす事象ではないとの判断を示している。【原子力安全・保安院】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク