一般財団法人環境イノベーション情報機構
「クリーン・コール・サイクル研究会」を設置へ 環境にやさしい石炭利用技術などを検討
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2004.01.29 【情報源】資源エネルギー庁/2004.01.28 発表
資源エネルギー庁は石炭課長の私的研究会として「クリーン・コール・サイクル(C3)研究会」を設置し、2030年前後までを見据えた、石炭政策の方向性についての検討を開始することにした。石炭は日本の1次エネルギー(注1)総供給の約2割を占めるが、アジア地域での需要増大に対応した供給確保や、燃焼時の二酸化炭素量が多いことを踏まえた環境調和型の利用方法の開発など、克服すべき課題が多い。
この研究会では(1)2030年前後までのエネルギー情勢を見据えた上での日本のエネルギー政策への石炭の位置付け、(2)地球環境にやさしく、アジアでの需要増大に対応した石炭利用技術の開発と普及施策の方向性、(3)アジア諸国での石炭需給動向を踏まえた安定供給施策の方向性−−などを検討する。
なお研究会は16年6月頃の中間取りまとめをめざし、当面は月1回程度開催予定。
(注1)石炭、原油、天然ガス、地熱など自然界に存在し、加工されない状態で供給されるエネルギー。【資源エネルギー庁】