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環境ニュース[国内]

鳥インフルエンザに関する緊急調査実施へ 野生鳥類からの感染可能性も検討

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.01.27 【情報源】農林水産省/2004.01.23 発表

 農林水産省は2004年1月23日、科学技術振興調整費を活用し、「高病原性鳥インフルエンザ対策に関する緊急調査研究」を実施すると発表した。
 高病原性鳥インフルエンザは1997年に香港で、H5N1型ウイルスが人に感染した例が初めて確認され、公衆衛生上の大問題となった。
 日本でも2004年1月に、79年ぶりに国内での発生が確認され、ウイルス血清亜型もやはりH5N1型であったことから、感染経路や病原性など、アジアで発生した他のウイルスとの関係の解明が喫緊の課題となっている。
 今回の調査は(1)分離されたウイルスのゲノムや野生鳥類の日本への飛来情報を解析しウイルスの由来を明らかにする研究、(2)分離されたウイルスの病原性や鳥類・ほ乳類に対する伝播可能性を明らかにする研究、(3)分離されたウイルスに対する迅速な診断法とワクチン開発、ヒトへの対応マニュアルの策定−−などを実施する予定。
 なお研究は、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構と動物衛生研究所が中核となり、鳥取大学、北海道大学、環境省系の(財)自然環境研究センター、厚生労働省の国立感染症研究所、国立国際医療センターなど、各府省庁・関係機関が連携した体制を構築して取り組む。 【農林水産省】

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