第４回全米熱帯まぐろ類委員混獲作業部会が神戸で開催

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.01.26 【情報源】水産庁／2004.01.21 発表

　２００４年１月１４日から１６日にかけ、兵庫県神戸市で第４回全米熱帯まぐろ類委員（ＩＡＴＴＣ）混獲作業部会が開催された。
　今回の部会では「海亀の混獲に関する決議案」と「海亀保存３か年計画案」が作成された。
　このうち「海亀の混獲に関する決議案」では、（１）混獲した海亀の放流、（２）海亀混獲データのＩＡＴＴＣへの提供、（３）国連食糧農業機関（ＦＡＯ）への海亀保存の取り組み要請、（４）海亀の取り扱いに関する漁船乗組員の訓練、海亀放流のための機器の延縄漁船への備え付け、ビニール袋の投棄禁止、（５）漁業者への啓発普及、（６）海亀の取り扱いに関するマニュアル作成が、「海亀保存３年計画案」には（一）情報収集、分析とロボットオブザーバーの開発、（二）漁具の改善など海亀混獲の削減措置の実施と効果の評価、（三）海亀の生残率の向上のための漁業者への情報の普及、（四）沿岸途上国を支援するための自主的な基金の設立−−が盛り込まれている。【水産庁】