一般財団法人環境イノベーション情報機構
14年度に実施した新道路施策のための社会実験結果をホームページに掲載
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.01.07 【情報源】国土交通省/2004.01.05 発表
国土交通省は平成14年度に実施した新道路施策のための社会実験の結果をホームページに掲載した。この社会実験は、道路に関する新しい施策を本格的に導入するかどうかの判断材料を得る目的で平成11年度から実施されているもの。年に1度テーマと地域の公募・選定を実施、選ばれた地域で期間を限定して試行した上で、結果の評価を行っている。
14年度は23地域での実験を実施し、プロジェクトとしては東京のJR上野駅周辺での自転車の共同利用実験や、沖縄県那覇市の「国際通り」をトランジットモール化(公共交通機関以外の車両通行を抑制し、道路を歩行者優先の空間とすること)の実験などが含まれていた。
なおJR上野駅周辺のプロジェクトでは、平日にはモニター286人が日100回程度プロジェクトの共有自転車を利用し、うち20人程度が個人の自転車からコミュニティ・サイクルに乗り換えた結果、駅周辺の放置自転車台数が1日で最も多かった17時台で約90台の減少したという結果が報告されている。【国土交通省】